名作ドラマ「北の国から」の蛍役で知られる中嶋朋子さん。
北海道での撮影は付き添いなしでした。
「蛍」のイメージが強く葛藤したこともあったといいます。
結婚歴や夫は?子供は俳優で「北の国から」で共演もしていました。
今回は女優の中嶋朋子さんをリサーチしてみました。
中嶋朋子の学歴・経歴
名前 中嶋朋子
生年月日 1971年6月5日
出身 東京都
身長 157cm
血液型 O型
所属 砂岡事務所
東京都新宿区出身。両親は幼少期に離婚し母子家庭で育ちました。
兄弟はなく一人っ子です。
2歳の時に劇団ひまわりに入団し、1976年、5歳の時に子役デビュー。
小学校は新宿区立余丁町小学校、中学校は新宿区立東戸山中学校を卒業。
小学2年生の時に『北の国から』(フジテレビ)のオーディションを受け合格。
1981年から2002年まで田中邦衛さん演じる主人公・黒板五郎の娘・蛍を演じて人気を博しました。
中学卒業後は文化学院に入学。
東京都墨田区両国丁2目あった専修学校で、専門課程は1学科3コースの2年制。高等課程は1学科3コースの3年制。
出身者には俳優の寺尾聰さん、とよた真帆さんがおり、多くの著名な芸術家、作家、役者などを輩出しましたが、2018年に閉校になりました。
「北の国から」の撮影には付き添いなしで参加
『北の国から』のオーディションに合格したのは小学2年生。撮影は3年生から始りました。
オーディションは何度もあり、2次くらいから田中邦衛さんや男の子のと一緒になったといいます。
1年3ヶ月撮影してからの放送で、何度も長い貴期間北海道での撮影が予定されていましたが、母親は働いていたため、北海道の長期撮影の同行するのは不可能でした。
しかし、中嶋さんが「どうしても行きたい!」と言ったため、母親は制作のスタッフに相談し、付き添いなしのひとりで参加することになったといいます。
兄役の吉岡秀隆さんは母親が付き添っていて、同室でだったそうです。
自分の意思でひとりで参加し、撮影は楽しかったので全く寂しくはなかったと話しています。
ただ、冬の北海道の大自然の中での撮影は寒さが過酷で、当時は使い捨てカイロが出始めこころで、今のようないい防寒着もなく寒かったそうです。
蛍のイメージが強く葛藤
ドラマは24話で終了の予定でしたが、大きな反響から続編が作られ、2002年まで21年間放送されました。
初出演時は9歳、最後の放送の時は31歳でした。
「北の国から」の影響は大きく、ドラマ放送後はクラスで「蛍」というあだ名になり、北海道の出身と思われ、東京出身ですが「いつ北海道から出てきたの?」とよく聞かれたといいます。
『“蛍”は私の中から出ている部分もありますが、「脚本の中の人生」を「私の人生」として歩んでいると思われるのは苦しかったです。』
自分自身を構築する時期だった思春期には何が本当かわからなくなってしまったといいます。
1~2年に1度台本ををもらたびに、「蛍」はどんどん暗い人になり「また私、世の中からこういうふうに見られるんだな」と思っていたいいます。
『“蛍”という、できのよい優秀な姉がいる感覚ですね。』
「蛍」に引っ張られる部分もありましたが、後に、「あの人はあの人(蛍は蛍)だよね」と思えるようになり、吹っ切れたそうです。
1986年、15歳の時には『北の国から』の脚本を書いた倉本聰さんが脚本・監督を務めた『時計/Adiue l’Hiver』で映画デビュー。
フィギュアスケート選手を目指す少女・夕子の成長を5年間かけて追った物語で、撮影開始は10歳の頃。実際に5年間を費やして撮影されました。
1988年には『四月怪談』で映画初主演。
1991年の映画『つぐみ』では、
ブルーリボン賞・助演女優賞を
受賞しました。
結婚歴や夫
中嶋朋子さんが結婚したのは1998年4月、27歳の時でした。
夫は6歳年上のヘアメイクアーティスト・西村俊範さん。
出会ったのは中嶋さんが17歳の頃で、「絶対に離してはいけない人」と感じたといい、間もなく交際をスタートさせ、10年の交際期間を経ての結婚しました。
西村さんは写真家としても活動していて、写真展なども開催しています。
子供は俳優で「北の国から」で共演
中嶋さんの子供は息子が1人。1998年6月28日に長男の西村成忠さんが誕生しました。
中嶋さんと成忠さんは『北の国から 2002遺言』で親子役で共演しています。
『倉本先生に冗談っぽく「おまえの子どもの話を書いたから、出せよ~」と言われて、冗談みたいなときほど先生は本気だから「ヤバい!」と思いました。』
子役時代の撮影の寒さが過酷で、息子は当時2歳くらいだったこともあり聞かないフリをしていいて、その後、父親代わりのような存在だったプロデューサーに「息子さんを使いたいんだけど…」と持ち掛けられた時も「イヤです!」と断っていました。
その後も周りに「知らない子どもが出演するのと、実際の息子と芝居するのは違うよ」と説得され続けたといいます。
ある日、「こんなこと言われたの!」と腹を立てながら夫に伝えると、
『君はこの作品を誇りに思っているだろう?大好きな作品に息子が出るということをポジティブに考えてみたら?』
と言われたそうです。
言われて考えてみると、息子に会わせたい人がいっぱいいて、北海道の雪景色も見せてあげたいと息子とシェアしたいことがたくさん思い浮かび、夫の言葉がきっかけで出演を決めました。
息子の成忠さんの子役としての出演はこのドラマだけでしたが、中学2年生の時にいきなり、
『高校生になったら自分でオーディションを受けてみたいんだ』
と言い出し、2015年の映画『ソロモンの偽証』のオーディションに合格。
この映画がきっかけで本格的に俳優の世界に進み、中嶋さんと同じ事務所に所属しています。